芸術 | ミトココロノココロミ

芸術

最近「バランス」やら「均衡」という言葉に目がいく。
「目がいく」というのは正確ではないかな。
きっと最近「バランス」とか「均衡」について考え始めているんだと思う。

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芸術はきっとバランスの崩れから生まれる。
バランスの崩れに自覚的な者、
バランスの崩れにあきらめを抱いている者、
巧みにバランスをとろうとする者、とれる者に
芸術はきっと生み出せない。
バランスの崩れに苦しみ、闘いを挑む者にこそ、
芸術は生み出し得る。

綱渡りのように巧みにバランスをとるピエロのような存在は
エンターテイナーにこそふさわしい。
もちろんそれだって悪いことではない。

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友人のシモネッタ氏と会った時に話したことが影響したわけではないが、
最近、小林秀雄の著書を読み始めた。
昔は難解と思っていた氏の著作も
今読んでみるととても読みやすい。
その上、まったく古びていないし、刺激的でさえある。

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神話も読んではおきたいと思っているのですけどね。
どっかからいいのが出てないかなぁ。
手始めはギリシャ神話あたりから。
誰かいい本(訳とか構成とかいろいろ)を知っていたら教えてください。