「ウォーク・ドント・ラン」 | ミトココロノココロミ

「ウォーク・ドント・ラン」

「ウォーク・ドント・ラン」(村上春樹・村上龍・著)読了。
今となっては信じられないような顔合わせの1980年の対談。
村上春樹が「羊をめぐる冒険」を書き始める前、
村上龍が「コインロッカー・ベイビーズ」を出した後である。
すごい昔のことだ。もちろん今は絶版。
私はネット・オークションでだいぶ前に入手した。
想像してたほど、噛み合わないわけでもなく
かといってさして刺激的でもなく。
今、この二人が対談したら・・やはりあまり面白くは無い気がするな。
前に書いた「身体の言い分」はというと、
いつも何冊か並行して読んでるんでボチボチ読み進めてます。
基本的に飽き性なのです。
前に書いた「桂枝雀爆笑コレクション」も早3巻が出てるので、
そちらも読みたいと思うのだが。
桂枝雀さんも極端な飽き性だったそうで。
きっと自分の落語スタイルにも飽きちゃうから、
あんなとんでもない落語が出来上がったんでしょうねぇ。
で、何もかもに飽きた結果自殺しちゃったのかな、と。
この「ウォーク・ドント・ラン」でも、村上龍が
「飽き性な人って鬱病になりやすい」みたいなことを言っている。
うぅん・・わからん気がせんでもない・・。
気をつけなきゃ・・。

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今日は夕方までなんやかやと仕事をしてから
昔の劇団仲間の即興芝居を観に行った。
小さな舞台の上の妙な緊張感。
その緊張感が色んな笑いを生み出す。
詳細は省略するけど、
その場でお題をもらっての即興芝居。
即興って面白そう。飽きようがないものね。
今、かの「スジナシ」のホームページを見てたりするけど、
読んでるだけでなんかワクワクしたりする。
でも、今の私にはきっとかなり難しい・・。
よほど自分の中の引き出しがないとね・・。
劇団仲間もテンション高く色々やってて楽しませてくれたし、
お相手の方も、変幻自在。堪能しました。
個人的には「つくね」に変身した瞬間がツボでした。
またお邪魔します。
お二人ともお疲れ様でした!

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ところで昔、村上春樹が趣味のジョギングに関するエッセイ
「ラン・ドント・ウォーク」って本を出すつもりとか言ってたけど、
あれはどうなったんだろう・・。かれこれ3年以上経つ気がするけど・・。
待ってるんだけどな・・。