「カッコーの巣の上を」 | ミトココロノココロミ

「カッコーの巣の上を」

「カッコーの巣の上を」(デール・ワッサーマン・作)読了。
映画ってあまり原作をいじってないのね。
まぁ映画独自の展開を作ってつまらなくなるぐらいなら、
原作に忠実にやってもらった方がマシではあるけど。
でも、やっぱりこの作品好きだ。
今回も小さく声出しながら読んでみたけど(主にマクマーフィー)
難しい。難しいよ。
あんたすごいよ、ジャック・ニコルソン。
また映画が観たくなった。暗いけど。
ひたすらもっともらしいルールを押し付けようとする側に対して
人間らしさを求めて反抗するマクマーフィーの姿と、
社会になじめず苦しむ精神病患者の人たちの姿を描くという風に
テーマ的には陳腐といやぁ陳腐なんだけど、
作品としてそこを救うのはマクマーフィーの迫力だと思う。
マクマーフィーによほどの迫力が無いと、
本当にただ単に陳腐で暗い作品に終わってしまう。
映画を観たいと思うのだって、
別に若き日のダニー・デビート(本当に若い!)や
クリストファー・ロイド(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみ)を
観たいわけではない。
やはり、ジャック・ニコルソンだ。
ほんと、異常な役がはまるよなぁ。
「シャイニング」しかり「恋愛小説家」しかり。
日常からあぁなんだろうと思われても仕方がないくらいはまっている。
日本では今井雅之さんが舞台でやってるんですね。
なんでも、その前は劇団四季や加藤健一事務所がやってたとか・・。
うぅん・・イメージ沸かん・・。

今からオカマ仲間(前の日記参照)の即興芝居観てきます。